育成就労制度Q&A公表 2027年4月開始
出入国在留管理庁が育成就労制度のQ&A(全80問)を公表。2027年4月1日運用開始、原則3年で特定技能1号水準へ育成し、本人意向の転籍を条件付きで容認。監理支援機関の許可申請は2026年4月15日、育成就労計画の認定申請は同年9月1日から受け付けます。
2026年8月31日公表|厚労省「令和7年外国人雇用実態調査」— 在留資格別の賃金・労働時間・入職経路・トラブルの実態
厚生労働省は2026年8月31日、「令和7年外国人雇用実態調査」の結果を公表しました。この調査は2023年(令和5年)から毎年行われているもので、雇用保険の被保険者が5人以上、かつ外国人労働者を1人以上雇用する全国の事業所と、そこで働く外国人の常用労働者が対象です。今回は抽出された9,016事業所のうち有効回答のあった3,919事業所と、労働者14,248人分を集計しています。 最も大きな数字は賃金です。一般労働者の「月間きまって支給する現金給与額」は292.4千円で、前年比6.4%増。在留資格別にみると、身分に基づくもの(永住者・日本人の配偶者等)が347.2千円(前年比13.8%増)で最も高く、次いで専門的・技術的分野が306.5千円(同6.0%増)、そのうち特定技能が254.1千円(同1.5%増)、技能実習が213.5千円(同1.7%増)でした。労働時間は全体で所定内158.7時間・超過17.6時間ですが、技能実習は所定内165.2時間・超過21.4時間と長めです。 雇用の規模も広がっています。対象事業所の外国人労働者数は約204万人(前年約182万人)。在留資格の構成は、専門的・技術的分野42.1%(前年38.9%)、身分に基づくもの24.0%(同27.6%)、技能実習21.7%(同20.2%)で、専門的・技術的分野の比率が上がりました。企業が外国人を雇う理由は「労働力不足の解消・緩和のため」が68.2%で最多、「日本人と同等またはそれ以上の活躍を期待して」が56.2%と続きます。
この調査は制度変更ではありませんが、自分の待遇が妥当かを判断する物差しになります。給与明細の額を在留資格別の平均(専門的・技術的分野306.5千円、特定技能254.1千円、技能実習213.5千円)と比べれば、賃金交渉や転職判断の材料になります。労働時間も同様で、技能実習の超過実労働時間21.4時間は全体の17.6時間より長く、残業代の計算を確認する価値があります。 仕事探しの実態も見えます。来日前から日本に住んでいた人の入職経路は「知人、友人」が37.8%で最多、次いで求人広告19.1%。一方、海外から来た人は82.0%が紹介会社や個人の紹介を経ており、出身国の紹介会社・個人が41.2%を占めます。入国までにかかった費用は「20万円以上40万円未満」が21.1%で最多、「40万円以上60万円未満」も18.7%ありました。 就労上のトラブルは「なし」が88.5%ですが、「あり」10.0%の中身では「紹介会社(送出し機関含む)の費用が高かった」が22.2%で1位、「どこに相談すればよいかわからなかった」が15.8%、「事前の説明以上に高い日本語能力を求められた」が11.9%と続きます。契約前の費用確認と、相談先を先に知っておくことが実際の予防策になります。
出入国在留管理庁が育成就労制度のQ&A(全80問)を公表。2027年4月1日運用開始、原則3年で特定技能1号水準へ育成し、本人意向の転籍を条件付きで容認。監理支援機関の許可申請は2026年4月15日、育成就労計画の認定申請は同年9月1日から受け付けます。
育成就労制度は2027年4月1日に運用開始。就労開始前までに「日本語教育の参照枠」A1相当の試験合格かA1相当講習、3年でA2目標講習が必要です。入管庁が日本語教育機関の講習提供状況一覧表(令和8年6月時点)を公表しました。
外国人技能実習機構(OTIT)が、育成就労制度の分野別運用要領として物流倉庫分野を公表しました。2027年4月施行予定の新制度で、物流倉庫は監理支援機関の許可に上乗せ基準が置かれる分野です。