すぐわかる
← 一覧に戻る
医療

💅 電動爪削りの巻き込み事故に注意

2026年10月29日公表 — 回転刃に皮膚・舌・唇が巻き込まれ、分解して外した事故が発生

❓ 何が公表されたのか?

消費者庁は2026年10月29日、電動爪削りによる巻き込み事故への注意喚起を公表しました。電動爪削りは、手動の爪切りのように爪を一度に切断するのではなく、回転する刃に爪先を当てて少しずつ削る製品です。「電動爪切り」「電動爪やすり」などの名称でも売られ、充電式・乾電池式があり、爪磨き機能やLED照明を備えたものもあります。家電量販店だけでなく、テレビショッピングやインターネット通販でも広く流通しています。 公表の背景には、2種類の事故があります。1つは使用時の事故で、高齢者を中心に、爪の周囲の皮膚が回転刃に巻き込まれて外れなくなった事例が消費者庁に複数寄せられていました。もう1つは保管時の事故で、小型で持ちやすく玩具のような形状の製品もあるため、こどもが興味を持って触るうちに電源が入り、舌・唇・首の皮膚が巻き込まれた事例が医療機関から報告されていました。いずれも巻き込まれた組織が回転刃から外れず、医療機関や救急隊が製品を分解して取り外した事例もありました。 消費者庁は製品の性能を確認し、柔らかい組織が回転刃に接触した場合の再現テストを実施。その結果を踏まえ、使用時・保管時の注意ポイントを実際の事故情報とともに新たに示しました。あわせて啓発動画とポスターも公開されています。

👥 誰が対象?

  • ●自宅で電動爪削りを使っている高齢の家族と同居する在住者世帯
  • ●乳幼児・未就学児がいる家庭(保管中の製品を触って重傷に至った事例が中心)
  • ●テレビショッピングやネット通販で電動爪削りを購入した人
  • ●介護・訪問介護などで高齢者の爪の手入れに電動爪削りを使う人
  • ●日本で美容・介護関連の家電を土産や贈り物として買う旅行者

🌏 外国人への影響

電動爪削りは日本の通販やテレビショッピングで手軽に買える一方、取扱説明書は日本語のみという製品も多く、外国人世帯では「刃が回転して少しずつ削る構造」という前提が伝わりにくいのが実情です。手動の爪切りと同じ感覚で皮膚を押さえると、指の皮膚が巻き込まれる事故につながります。 小さな子どもがいる家庭では、引き出しやテーブルの上に置いた製品を子どもが玩具と思って口に入れる危険があります。実際の事故では、3歳の子が舌を巻き込まれ、救急隊員が1時間かけて製品を分解して外した例、2歳が唇の皮下組織まで達する傷を負った例、4歳がシェーバーのように首に当てて皮膚を巻き込まれ入院した例が報告されています。 また、巻き込まれたときに救急車を呼んだり医療機関で説明する場面では、日本語でのやり取りが必要になります。製品名や状況をすぐ伝えられるよう、製品の写真や箱を手元に残しておくと受診がスムーズです。

💡 知っておきたいポイント

1手動の爪切りとは性能が違う前提で使う。回転刃で少しずつ削る製品なので、刃に押し当てる力は不要
2使う前に取扱説明書を確認し、正しい方法で使う。爪が削れないときでも、爪や皮膚を強く押し付けない
3爪以外の皮膚(指先の皮膚、首など)を開口部に近づけない
4使用後は必ず、こどもの手と目の届かない場所に保管する。引き出しやテーブルの上は危険
5皮膚・舌・唇等が巻き込まれたら、直ちに電源を切る。無理に引き抜かない(逆回転できない構造のため、引っ張ると痛み・出血が強まり傷が広がる)
6安全に外せない場合、特に舌・唇・首の皮膚が巻き込まれた場合は、速やかに医療機関等へ相談する。重い場合は119番で救急要請
7製品トラブルや買い替えの相談は消費者ホットライン188(局番なし)。日本語が不安なら、やさしい日本語での対応や周囲の協力を頼むとよい

🔗 関連イシュー

出典:

消費者庁ホームページ(電動爪削りによる巻き込み事故に注意!)

本記事は上記をもとに株式会社freegentが編集・作成したものです。