すぐわかる
一覧に戻る
2026-08-25医療

🌡️ 7月の熱中症搬送4万1,174人 過去3番目

2026年8月25日公表・消防庁確定値/高齢者60.2%、住居内が41.7%

何が発表されたのか

消防庁は2026年8月25日、2026年7月の熱中症による救急搬送状況の確定値を公表しました。全国の搬送人員は41,174人で、7月分の調査が始まった2008年以降、7月としては3番目に多い数字です。前年同月の39,375人を約1,800人上回りました。 年齢区分別では65歳以上の高齢者が24,769人(60.2%)と6割を占め、18歳以上65歳未満の成人13,116人(31.9%)、7歳以上18歳未満の少年3,086人(7.5%)、乳幼児202人(0.5%)と続きます。初診時の傷病程度では、入院が必要な中等症15,718人(38.2%)と重症1,324人(3.2%)を合わせて41.4%に達し、死亡は79人でした。前年7月は死亡48人・重症873人・入院必要37.1%相当だったのに対し、今年は重い症状の割合が上がっています。 発生場所は住居が17,160人(41.7%)で最多。次いで道路8,643人(21.0%)、道路工事現場・工場・作業所などの仕事場4,090人(9.9%)、駅の屋外ホームや競技場など不特定の人が出入りする屋外の場所4,088人(9.9%)でした。日別では7月22日の4,134人がピークで、気温が上がった7月中旬から下旬に集中しています。消防庁は、多くの人が搬送・死亡する猛暑はもはや「災害」と言っても過言ではないとして、予防対策の徹底を呼びかけています。

👥 特に注意が必要な人

  • 65歳以上の高齢者(搬送の60.2%、単身・別居の家族も含む)
  • 屋外の工事現場・工場・作業所などで働く人(仕事場での搬送4,090人)
  • 自宅で過ごす人全般(最多の発生場所は住居41.7%)
  • 徒歩・自転車で通勤通学する人、移動中の旅行者(道路21.0%)
  • 駅の屋外ホームや観光施設など屋外で待つ人(公衆・屋外9.9%)

🌏 外国人への影響

データが示す最大のポイントは、熱中症の4割超が「自宅」で起きていることです。日本の夏は気温だけでなく湿度が高く、汗が蒸発しにくいため、屋内でも体温が下がりません。母国で冷房をあまり使わない習慣がある人や、電気代を気にしてエアコンを我慢する人は、室内で症状が進むリスクが高くなります。 次に多いのが道路(21.0%)です。自転車通勤や徒歩での移動、観光での街歩きは、日中の炎天下を長時間歩くことになりがちです。建設・製造・農業などで屋外作業に従事する人は、仕事場での搬送が9.9%を占める点に注意が必要です。 体調が急変したときは、ためらわず119番に電話してください。救急車の要請に在留資格や国籍は関係ありません。日本語での説明が不安な場合に備え、住所と最寄りの目印を書いたメモをスマートフォンに保存しておくと、家族や同僚が通報するときにも役立ちます。

💡 今日からできる対策

1喉の渇きを感じる前に、こまめに水分をとる。汗を多くかいた日は塩分も適切に補給する
2エアコンを我慢しない。消防庁は「適切にエアコン等を使用する」ことを予防策の柱として挙げている
3体が熱いときは水や冷えたタオルを肌に当てて冷やす。首・脇の下・脚の付け根が効果的
4屋外の作業ではこまめに休憩をとる。作業スケジュールを気温の高い時間帯からずらせないか職場に相談する
5熱中症警戒アラートが発表される日は外出をできるだけ控える。天気アプリや自治体の防災アプリで通知を受け取れるよう設定しておく
6自分だけでなく、周りの人や離れて暮らす家族にも予防を呼びかける。高齢の家族には涼しい時間帯に電話で声かけを
7意識がはっきりしない、自力で水が飲めない、体が異常に熱いときは、迷わず119番。住所と目印のメモをスマホに用意しておく

🔗 関連イシュー

出典:

消防庁ホームページ(令和8年7月の熱中症による救急搬送状況)

本記事は上記をもとに株式会社freegentが編集・作成したものです。